
LINEは、中国ではネット規制されているので、使えません。
しかし、VPNサービスを使うことで中国でもLINEを使えるようになります。
記事の前半で、VPN(ミレンVPN)を使って、中国国内でもLINEを日本同様に使う方法をご紹介します。
目を通してもらえたら、たった5分で設定が完了し
「中国でもLINEが使えて、日本にいる家族や友達と連絡できる」
ようになります。
また、この方法なら中国でもLINEだけでなくTwitter、Google系SNSなどを使うことができます。
記事の後半で、「中国でLINEが使えない理由」を解説します。
そして、中国ではグレートウォールのせいで、確認できている限り以下のサービスが使えません。
- Line
- Google (Gmail、検索エンジン、Google Driveなど)
- YAHOO検索
- Amazon Japan(利用できることもあるが不安定)
- Dropbox
- YouTube
- その他の動画サービス(Netflix、Hulu、U-NEXT、FODなど)
LINE 中国 |VPNを利用してラインを使う方法
中国でLINEを利用するため「MillenVPN」を利用する手順を解説します。
- MillenVPNの契約(中国渡航前に行う)
- MillenVPN Nativeの設定をする(中国渡航前に行う)
- VPN接続をして、LINEにアクセスする(中国に到着したら行う)
以上、この3ステップです。

上記1と2のステップは、中国渡航前に日本で事前にやっておきましょう。
事前にやっておかないと、MillenVPNへのアクセスが、中国では、できなくなる可能性があります。
- MillenVPNの契約(中国渡航前に行う)
- MillenVPN Nativeの設定をする(中国渡航前に行う)
また、スマホ、ノートパソコン、タブレットなど、使用する端末は全てVPN設定を済ませておくようにしましょう。
※2023年2月現在、中国での接続を確認できていますが、国際情勢等により将来的に接続できなくなる可能性があります。
手順1:MillenVPNを契約
MillenVPN 公式サイトにジャンプして、契約します。
MillenVPN 公式サイトはこちら
下記の画像の流れで行えば完了します。

MillenVPN の契約が完了しました。
手順2:MillenVPN OpenConnectの設定をする

中国でLINEを使うなら
「MillenVPN OpenConnect」
を利用します
端末の種類ごと(Windows,macOS,IOS,Android)に「MillenVPN OpenConnect」の設定をします。
Windows 11、Windows10の設定方法
ますはOpenConnect-GUI (Windows版)をダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルを、ダブルクリック。
すると
「この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」
という表示が出るので
「はい」
をクリック。
インストールが始まり、下の画面が表示されるので
「次へ」をクリック。
すると、ライセンス契約書が表示されますので
「同意する」をクリック。
Install Optionsが表示されますので
「Create openconnect-gui Desktop Icon」にチェックを入れ
「次へ」をクリック。
インストール先の設定画面に移りますので
「次へ」をクリック。
スタートメニューの設定画面に移ります。
「次へ」をクリック。
コンポーネントの選択画面に移ります。
「インストール」をクリック。
「このデバイス ソフトウェアをインストールしますか?」
という質問が表示されたら「インストール」をクリック。
インストールが完了しました。
「OpenConnect GUIを実行(R)」にチェックを入れて
「完了」をクリック。
すると、OpenConnect GUIが起動します。
歯車マークをクリックし
「New profile (advanced)」をクリック。
「OpenConnect GUI VPN client」 のEdit画面が表示されるので、下記の情報を入力し
「Save」をクリック。
Name |
好きな名前を入力(例:MillenVPN) |
Gateway |
接続サーバーアドレスを入力(例:https://123.123.123.123) ※マイページで確認した利用したい接続サーバーアドレスを入力 ※https://から始まる全てを入力する必要があります |
Username | マイページで確認した「ユーザー名」を入力 |
Batch mode | チェックを入れる |
「Connect」をクリックし
MillenVPN Native OpenConnectに接続する。
初回接続時は許可画面が表示されます。
「Accurate information」をクリック。
パスワードを入力します。
マイページで確認した「接続用パスワード」を入力。

VPN接続が完了しました。
次回からは「OpenConnect-GUI」を起動し
「Connect」をクリックすれば
MillenVPN Native OpenConnectに接続できます。
macOSの設定方法
MillenVPNのマイページにログインし、有効なサービス内の「MillenVPN Native (無料オプション)」をクリック。
ページ下部の、MillenVPN Native OpenConnectの接続アカウントと接続サーバーをメモしておきましょう。
MillenVPNとMillenVPN Nativeはパスワードが異なりますのでご注意ください。
MillenVPN Native OpenConnectを利用するには、ソフトウェアのインストールが必要です。
OpenConnect-GUI (macOS版)をダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、展開してください。
展開したフォルダ内の「OpenConnect-GUI.app」を右クリックし、「開く」をクリック。
確認画面が表示されますので、「開く」をクリック。
macOSのユーザー名とパスワードを入力し、「OK」をクリック。
OpenConnect GUIが起動します。
歯車マークをクリックし、「New profile (advanced)」をクリック。
Edit画面が表示されるので、下記の情報を入力し「Save 」をクリック。
Name |
好きな名前を入力(例:MillenVPN) |
Gateway |
接続サーバーアドレスを入力(例:https://123.123.123.123) ※マイページで確認した利用したい接続サーバーアドレスを入力 ※https://から始まる全てを入力します |
Username | マイページで確認した「ユーザー名」を入力 |
Batch mode | チェックを入れる |
「Connect」をクリック。
すると、MillenVPN Native OpenConnectに接続します。
初回接続時は許可画面が表示されます。
「Accurate information」をクリック。
パスワードを入力します。
マイページで確認した「接続用パスワード」を入力。

MillenVPNへ接続が完了しました。
次回からは「OpenConnect-GUI.app」を起動し「Connect」をクリックすればMillenVPN Native OpenConnectに接続できます。
iOS (iPhone、iPad) の設定方法
MillenVPNのマイページにログインし、有効なサービス内の「MillenVPN Native (無料オプション)」をクリックします。
ページ下部の、MillenVPN Native OpenConnectの接続アカウントと接続サーバーをメモしておきましょう。
MillenVPNとMillenVPN Nativeはパスワードが異なるので注意してください。
App Storeから「Cisco Secure Client」を検索し、インストールします。
インストール完了後「Cisco Secure Client」アプリを起動します。
ホーム画面に「AnyConnect」アイコンとして、表示されます。
画面下部の「設定」をタップ
全てのボタンを「オフ」にします。
画面下部の「ホーム」をタップ
「接続」をタップ。
「VPN 接続の追加…」をタップ。
VPN 接続の追加画面が表示されるので、下記の情報を入力します。
説明 | 好きな名前を入力(例:MillenVPN) |
サーバーアドレス | 接続サーバーアドレスを入力(例:https://123.123.123.123) ※マイページで確認した利用したい接続サーバーアドレスを入力 ※https://の有無は任意です(どちらでも接続できます) |
上記の情報後「保存(Save)」をタップ。
確認画面が表示されますので
「許可」をタップ。
「ホーム」に戻り
AnyConnect VPNの右側のボタンをタップ。
「信頼できないサーバー」が表示された場合も
「続行」をタップ。
マイページで確認したユーザー名を入力し
「接続」をタップ。
マイページで確認した接続用パスワードを入力し
「接続」をタップ。

VPN接続が完了しました。
パスワードは保存できないので、VPN接続するたびパスワード入力する必要があります。
Android の設定方法
MillenVPNのマイページにログインし、有効なサービス内の「MillenVPN Native (無料オプション)」をクリック。
ページ下部の、MillenVPN Native OpenConnectの接続アカウントと接続サーバーをメモしてください。
MillenVPNとMillenVPN Nativeは、パスワードが異なるので注意してください。
Playストアから「OpenConnect」を検索し、インストールします。
インストールが完了したら、「OpenConnect」アプリを起動。
アプリを起動したら、 右上の「+」をタップ。
「プロファイルの追加」画面に変わります。
OpenConnect用VPNサーバーのアドレスを入力して「OK」をタップ。
入力内容 | 接続サーバーアドレスを入力(例:https://123.123.123.123) ※マイページで確認した、利用したい接続サーバーアドレスを入力 ※https://の有無は任意です(どちらでも接続できます) |
次に「Profile name」をタップし、分かりやすい名前(MillenVPNなど)を入力して
「OK」をタップ。
「<」(戻るボタン)をタップし接続画面に戻ります。
「Certificate warning」が表示されたときは
「ALWAYS CONNECT」をタップ。
マイページで確認した「ユーザー名」と「パスワード」を入力。
認証成功後、以下のように画面になれば接続成功です。

AndroidのVPN接続が完了しました。
手順3:VPN接続後、LINEにアクセス
渡航先の中国で「MillenVPN Native OpenConnect」に接続し、LINEを使うまでの手順を解説します。
VPNに接続していないと、中国(上海)からはLINEにアクセスできません。
ここで、日本で事前に設定しておいた「VPN接続」をONにします。(Windowsの場合)
「OpenConnect-GUI VPN client」を起動し
「Connect」をクリック
「MillenVPN Native OpenConnect」に接続。
「Connected」と表示されたら、VPN接続が開始します。
「MillenVPN Native OpenConnect」に接続できたら、LINEにアクセスできるようになります。

以上で設定完了です。
LINE 中国 VPN|なぜ中国はラインが使えないのか?
中国政府は『グレート・ファイアウォール』という検閲システムでLINEへのアクセスをブロックしています。
中国政府は、2014年7月1日からLINE利用を規制しています。
規制している理由は、以下2つと考えられています。
- 国内のIT企業を保護するため
- SNS内の言論統制
VPN(日本経由)を利用すれば、LINEが使える
VPN(日本経由)を利用すれば、グレート・ファイアウォールを通過しないため、中国でもLINEを使うことができるようになります。
中国でLINEが使えるのは一部のVPNだけ
どのVPNサービスを使っても「中国でもLINEが利用できる」わけではありません。
「一部の有料VPN」を使うことでしか、LINEには接続できません。
LINE 中国 VPN|おすすめVPN3選
VPNサービスを使うと、専用サーバーを経由してインターネットにアクセスできるようになり、中国の検閲を回避してLINE等にアクセスできます。
VPNには無料のものもありますが、安全性や安定性を考えると有料VPNをおすすめします。
中国は、VPNサービス自体も検閲の対象にしており、昨日まで使えていたVPNが今日になって突然使えなくなることもありますが、有料のVPNサービスなら、この検閲対策もしっかりしています。
- 接続拠点が複数の国に分散しており、どれかがアクセス不能になっても、全て不能になることが少ない。
- 検閲状況に応じて、新しい拠点にサーバーを設置して、利用者が全く接続できない状況を回避。
また、有料VPNなら、ホテルやカフェのWIFIから容量制限なしで日本のサービスを使えるのも大きな利点です。
MillenVPN(ミレンVPN)
料金 | 1ヶ月:1,496円/月(税込) 1年:594円/月(税込) 通常価格より43%お得 2年:396円/月(税込) 通常価格より62%お得 |
主な特徴 | 安心と信頼の国産VPN |
通信速度 | VPNプロバイダの中では高速 |
セキュリティ | ノーログポリシー(ログ保存なし) |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
対応アプリ | Mac, Windows, Android, iOS |
MillenVPN(ミレンVPN)は、通信の安定性が特徴のVPNサービスであり、世界72箇所の地域で13,000個以上のサーバーを持ち、利用できる地域が限定されているサイトも制限を回避し、中国でも、自由にアクセス可能です。
MillenVPN(ミレンVPN)の主な特徴について
- 安心と信頼の国産VPN
- 高速通信を実現しつつ、高いセキュリティレベルを保つ
- ログなしポリシーの徹底
- 30日間の返金保証
MillenVPN(ミレンVPN)は豊富なサーバー数と高いセキュリティに優れており、距離が離れた地域のサーバーでも高速で安全な通信が可能です。
NordVPN
料金 | 1ヶ月:1,520円/月(税込)スタンダードプラン 1年:630円/月(税込)スタンダードプラン 2年:450円/月(税込)スタンダードプラン |
主な特徴 | 日本語の問い合わせ対応可 |
通信速度 | AV-TEST GmbH(独立研究機関)によると、最速のVPN |
セキュリティ | 最新のセキュリティテクノロジーを活用 |
保証内容 | 30日間返金保証 |
対応アプリ | Windows、macOS、iOS、Android、Linux、Chrome、Firefox、Edge |
NordVPNはコストパフォーマンスに優れたVPNサービスとして有名であり、費用を抑えつつ、中国でも安定した通信を行いたい方におすすめです。
NordVPNの特徴について
- 世界60か国に5,400台以上のVPNサーバー
- 通信容量は帯域無制限
- 1つのアカウントで最大6台まで同時接続可能
- 豊富な種類のアプリは操作しやすい
NordVPNは世界中の豊富な地域から利用するサーバーを選べるため、さまざまなコンテンツが中国でも楽しめるます。
NordVPNは業界初のログなしポリシーを保証しており、セキュリティレベルは非常に高いのが特徴です。
ExpressVPN
料金 | 1ヶ月:約1,800円/月 料金は米ドル請求($12.95) 6ヶ月:約1,400円/月 料金は米ドル請求($9.99) 1年:約1,200円/月 料金は米ドル請求($6.67) |
主な特徴 | 通信速度に特化している |
通信速度 | VPNネットワークにおいて速度を重視 |
セキュリティ | AESと256ビット鍵(アメリカ政府と同じ暗号規格) |
保証内容 | 30日間返金保証 |
対応アプリ | Android、iOS、Windows、Mac、Linux、Amazon fire TV、Apple TVなど |
ExpressVPNは中国との通信に対応しているVPNサービスであり、独自のLightwayプロトコルを採用して超高速通信を実現。
日本にもサーバーを多く設置しており、日本から海外の利用だけでなく、海外から日本のコンテンツを楽しみたい場合にもおすすめです。
ExpressVPNの特徴
- 世界94か国に3,000台以上の超高速サーバー
- 帯域無制限の高速通信に対応
- 最大5台まで同時接続可能
- 独自プロトコルのLightwayにより超高速通信が可能
ExpressVPNも世界中にたくさんのサーバーを設置しているため、環境に合わせてさまざまな国のサーバーから通信が行えます。
独自のLightwayプロトコルのほか、OpenVPN、L2TP/IPSec、IKEv2も選択できるため、セキュリティ対策についてカスタマイズが可能。
LINE 中国 VPN|中国で利用できるLINEの代替アプリ
中国で利用できる、LINEの代替アプリと言えば、WeChat(ウィーチャット・微信)です。
WeChat(ウィーチャット)は日本国内でもダウンロードが可能。
もちろん登録・利用も可能です。
中国では日本のLINEと同じように、とてもよく利用されているアプリです。
WeChat(ウィーチャット)は、Lineと同じようにメッセージ送信・音声通話、ビデオ通話などができます。
また、WeChat(ウィーチャット)はWeChat Pay(ウィーチャットペイ)という、スマホ決済が使えて、財布がわりになります。
中国で買い物をする際にも非常に便利なので、ほとんどの中国人や中国渡航者がインストールしています。

WeChat(ウィーチャット)
WeChat無料posted withアプリーチ
中国では、LineやGoogleが使えないかわりに、別のサービスがリリースされています。
日本のサービスに対して、中国で代わりに使われているサービスは以下のとおりです。
日本サービス | 代わりの中国サービス |
Line | |
Google検索 | Baidu検索 |
G Mail | 163.com等のフリーメール |
Google Map | Baidu Map |
Google Meet | VooVやDingTalk |
YouTube | Youku |